白鳥古墳
地下鉄名城線の熱田神宮西駅で下車して西の方向に向かいます。
いい感じの町を歩いていきます。
すぐに白鳥古墳に到着です。熱田台地の中央付近西側標高10メートルにあり、熱田の海を見下ろす位置であったとのことです。全長100メートルの前方後円墳で6世紀初頭築造です。
この写真は古墳の西側から撮っています。墳形はまったくわかりませんが左側が後円部、右側が前方部です。この日はたいへんな湿度でした。古墳がある公園内は蚊の大群がいてとても留まっていられません。早々に次の北方向の断夫山古墳に向かいます。
実に大きな古墳です。前方部南東隅です。右側を国道22号伏見通りが北に向かっています。全長150メートルの前方後円墳。6世紀初頭の継体天皇の時代、尾張の勢力の古墳。
同時期の大型古墳は、埼玉県行田市二子山古墳 (埼玉古墳群内)、群馬県藤岡市七輿山古墳、愛知県春日井市味美二子山古墳、京都府宇治市二子塚古墳、兵庫県川西市勝福寺古墳、山口県下松市天皇森古墳など日本各地にあります。
継体天皇ネットワークおそるべしです。
さらに伏見通りを北上して西高蔵交差点まで来ました。ここを西にわたると高蔵遺跡があります。高蔵遺跡では新石器時代、縄文時代の遺物も出土しており、弥生時代の環濠集落も発掘されています。5世紀から6世紀前半の方墳群、6世紀後半から7世紀の横穴式石室の円墳も作られました。
このほか円墳もいくつか保存されています。
この日は雨が降ったりやんだりの一日でした。帰りに大須観音に寄りました。
<参考>公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 『史跡 断夫山古墳』愛知県埋蔵文化財センター調査報告書226 2024 年、愛知県埋蔵文化財センター 年報 『断夫山古墳(本発掘調査B)』2022、名古屋市教育委員会事務局生涯学習部文化財保護課文化財保存活用担当「史跡白鳥塚古墳について」、全国文化財総覧 日本全国文化財番号 (JC番号:JCNo) : 42380 愛知県 名古屋市白鳥古墳、名古屋市博物館「新発見 高蔵遺跡」
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