大岩山古墳群はJR東海道本線の野洲駅からバスで行きます。辻町バス停で降りました。
古墳群の位置関係が一番わかりやすいと思ったのが下の地図です。(桜生(さくらばさま)史跡公園の説明版にありました)
左下から右上にかけて線路が走っています。上が東海道本線、下が東海道新幹線です。右上方向が彦根や米原方向、左下が野洲、大津方向です。まず銅鐸博物館(正式名称は野洲市歴史民俗博物館)に向かいます。
この付近では1881年(明治14年)出土の現存する銅鐸で最も大きなものや昭和に出土のものを含めて24もの銅鐸が出土しており、ここの展示物は圧巻です。全長50メートル、高さ約8メートル。
ここまでが新幹線線路の東側にある古墳です。
大塚山古墳の説明版です。
あちこち寄り過ぎたので、大急ぎで歩いて、ようやく東海道本線の下をくぐって西側に出てきました。いい感じの古くからの人里という雰囲気です。
円形周溝墓から前方後方墳への変化の間に、語りや祈り、流通、生産などでどのような変化があったものでしょうか。
たぶんそもそも近代の用語(例えば「他界観」などという用語)では古代のイメージを得ることはむつかしいのでしょう。
説明版では「安氏」の首長墓と考えられるようなことが書かれています。この時代に「氏」があったのでしょうか??
帰りは生和神社前バス停から野洲駅に戻りました。
ただし、このバス便は一日にほんの少ししかありません。
参考:野洲市「大岩山銅鐸と滋賀県出土銅鐸・小銅鐸」、角健一「冨波古墳の再検討-出土遺物や形態から」「文化財だよりNo166」財団法人滋賀県文化財保護協会1991



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