8月19日 膳所稲荷山古墳
しばらく滋賀県の古墳を見に行っていないので膳所の稲荷山古墳(前期の前方後円墳、122メートル)に行きました。この古墳は佐紀西群の古墳と深い関係があるようです。
京阪膳所本町駅はじつにいい感じです。南に向かって歩いて国道1号を過ぎるとすぐに膳所稲荷山古墳のある大きな茶臼山公園があります。公園の中で古墳をいったん過ぎて南側まで来て北の湖水方面を見ています。左に対岸の湖東の山、湖水が見えて、中央左の森のように見えるのが古墳です。後円部がこちら側です。
古墳を作るということは、今の時代で言えば万博やオリンピックを誘致して主催することに近いような気もします。地元の流通網や流通拠点(市)、また同時に祭祀の力を活性化させようとするという意味です。天武紀で壬申の乱終焉後に「近江の将犬養連五十君及び谷直塩手を粟津市に斬る」とあります。時代はまったく違いますが、大きな市があったものでしょうか。
8月20日 佐紀古墳群
佐紀古墳群の東群にはずっと以前に行ったことがあります。しかし西群には行っていないので、ちょっと天気が心配でしたが行ってみました。
近鉄平城駅から歩いて北に向かいます。ここもまたすばらしくすてきなところで、もう満足してしまいそうです。昔は佐紀古墳群や奈良北部あたりは荒野だったように言われていたように思いますが、このあたりから大型掘立柱建物が発掘されているようです。
8月16日 尼崎市水堂古墳
この8月はおおきな古墳ばかりではなく小型の古墳も見ました。
また商店街に戻ってきました。
参考:奈良市教育委員会 奈良市埋蔵文化財調査センタ、-速報展示資料 No.22「古墳時代?の大型掘立柱建物と集落」2005年、今尾文昭『ヤマト政権の一大勢力佐紀古墳群」新泉社2014年、日本書紀 岩波文庫、岸本直文『史跡で読む日本の歴史2 古墳の時代』吉川弘文館
2010年
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