4月30日、交野東車塚古墳
この古墳は北大阪最大の前方後方墳として有名ですが、まだ行ったことがなかったので見に行きました。
場所はJR学研都市線河内磐船駅から北東に10分と少し歩いた、大阪府立交野高校のあたりです。
学校に眠る古墳（大阪府教育庁）より
東車塚古墳は正式には交野車塚古墳群の第１号墳です。第１号から第５号までは交野高等学校の中にあり、第６号の大畑古墳はJR学研都市線を挟んだ東にあります。まず、大畑古墳に寄ります。墳長90～95メートルの前方後円墳。原型はほとんどわかりません。
とても分かりにくいのですが、古墳のくびれ部を横切っている道路から見ています。右側が後円部、左側が前方部です。
次に、西に向かってJR学研都市線を過ぎて交野高校の方に行きます。
このあたりが第2号墳（西車塚古墳）のようです。一辺27メートル
の方墳かと推定されているとのことです。
レンズが金網にかからないように撮るとこんな感じです。古墳のかたちを確認することはできません。1998年の交野市教育委員会の第１号古墳の墳丘部分の調査で、第１号古墳は、墳丘長は65メートル以上、後方部は
高さ約６メートルの三段築成のものであることなどが判明したとのことです。
これが交野東車塚古墳です。
築造時期は、第１号古墳・第２号古墳・第３号古墳が古墳時代前期末から中期初頭の古墳で、第
５号古墳・第６号古墳が古墳時代中期、第４号古墳が中期末から後期初頭の古墳と判明しています。
高校の横から北東の方面です。左遠方に交野ドームや第二京阪道路が見えます。右側は枚方丘陵の先端です。古代から生産力の高い土地だったのでしょう。
参考：「学校に眠る遺跡（交野高等学校、交野車塚古墳群）」大阪府教育庁文化財保護課保存管理グループ、「広報かたの」No. 397 平成6年 12/25 東車塚古墳特集
