2024年7月30日火曜日

7月28日の写真展「BOLZO(HIRO TANAKA)」と5月6日「Birdhead World Again, Kyoto 2024(Birdhead)」

 7月28日、大阪心斎橋の写真ギャラリー「ソラリス」で写真展「BOLZO(HIRO TANAKA)」を見てきました

バルト3国のひとつラトビアに何度か訪れて撮った写真群だそうです。
写真では、映像のユニークネスを求めるわけでもなく対象をとの関係の屈折を見せるわけでもなく、軽快な流れを作っています。
その軽快さが見る者にとっての心地よさを生み出しているようです。
一種の装飾性に向かっているようにも思えます。

5月6日にKYOTO GRAPHIE 2024の中の「Birdhead World Again, Kyoto 2024」を見てきました

「Matrix」

Birdheadとは、2004年に結成されたソン・タオ(宋涛)氏とジ・ウェイユィ(季炜煜)氏の2人によるアートユニットだそうです。今回は「Matrix][Bigger Photo][Phototheism」という3つの作品群が展示されていました。
写真(あるいは写真も含んだオブジェなど)は映像のみならず照明の効果や音の効果まで含んだすばらしいエンターテインメントです。
おおいに楽しみました。
さすが上海、ともいうべきエネルギーを感じます。
「Phototheism」

「作品としての写真」のような衣装をまとったものは気息奄々と言ったところなのかもしれませんが、その衣装を利用しながら楽しむという方向はまだまだ可能性があるのかもしれません。
ましてや、Kyotographieのような強力なイベントの中に組み込むならばさらに上質なエンターテインメントと呼ぶべきものになるでしょう。